こんにちは【maskdB.com】山口です。
今回の maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座は「灯体を吊るもの」灯体をステージにセットするために使う道具達をご紹介していきます!!

■サスペンションバトン
灯体を吊るためのものはいろいろありますが、そのメインとなるのはサスペンションバトンです。バトンが上下(かみしも)にあり、間に回路(コンセント)が出ている舞台機構の一種でホールであれば4〜5本あるのが一般的です。

SASU
 図面ではSLやSUSと略して書かれる事が多く、現場では"サス"と呼ばれます。回路としては以前はT型のメスが出ていることが多かったのですが、現在ではミニC型も普及しています。
サスは手動または電動で昇降することができ、灯体を吊るときは舞台面までおろしますし、実際に使用するときは上に上げ(通称:飛ばす)ちょうど良い高さを維持するようにします。( これが"タッパ"ですね。) 


■スタンド
舞台上に灯体を置きたい時に使うのが、スタンドです。ステージの横や後ろ、あるいはオブジェクトの下など、さまざまなところでスタンドは活躍します。
そのため、スタンドには様々な種類がございます。

 
STAND

3段スタンドと呼ばれるタイプは、3段階で伸び縮みするので高さの調節が簡単です。折り脚なので運ぶ際には折り畳めるのも便利です。ただ、安定性が少しあるいという欠点もあり、高さを稼いで使う場合はバランスに注意を払う必要がございます。

丸ベースのスタンドはホールに常備されている事が多いタイプで、設置部分が鋳物(いもの)製、とても重く安定性もあります。これを一本持って舞台の上下を歩くだけでかなりの重労働というくらい重いものです。ただ、重い灯体を支えるためにはどうしてもスタンドも重い方が安心ですね。

キャスター付きスタンドはキャスターが付いているので、移動が簡単です。ただキャスターが付いていると、ロック可能とはいえやはり動いてしまいますので、こういったタイプのものではロックしてからさらにガムテープなどで床に固定することが多くなっています。


■アクセサリー類
通常だと1本に対して灯体は1台ということになるのですが、5連トンボというアクセサリーを使用すればスタンド1本に5台(上に3台下両サイドに2台)の灯体をつり下げる事が可能です。これはダボと呼ばれる部分に装着するのですが、ダボの直系は基本が17mmで大きいものでは25mmと2種類があります。

ITEM

スポットを使うためのものはフロアベースと呼ばれ、下から光を当てる場合でも、灯体をただ転がしておくわけにはいかないので、こういった器具を使用するわけです。灯体を何かに吊り下げる時に使用するのがハンガーです。ダボ付きのもから安全かつ、簡単に器具の取り外しが可能なクイックリリース仕様の物までシルバー・ブラックの2種類のカラーが主流です。

■おまけ
灯体を吊ったりするのには必ずと言っていいほどプライヤーを使って開け閉めするのですが、これがそれぞれのアイテムで大きさが違ったりと慣れない方には手間がかかりったり工具を持ち替えたりと大変です。そんな現場の強い味方となるのが

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照明機材設置のあらゆる場面で活躍し、栓抜きにもなるので、打ち上げ時にも大活躍!!
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今回は灯体を吊るものをメインに照明屋さんには欠かせない小物などをご紹介致しました!!
それでは次回もお楽しみに!!



 maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座は藤井直氏 著 「ステージ舞台照明入門」を元に連載しております。本書では更に詳しく、分かりやすい写真付きで舞台照明の仕事内容から機材、その歴史まで記してあります。 当ブログではお伝えしきれなかった内容盛りだくさんなので、maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座に興味をお持ち頂いた方は是非!!「ステージ舞台照明入門」を手に取ってみてください!!

 
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