皆さんこんにちは!!【maskdB.com】山口です。今年の2月から始まった連載企画「maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座」も残すところわずかとなってきました。
+ある日突然、舞台の照明を任される事になった演劇部や軽音楽部の部員さん顧問の先生など専門的な知識を持ってない方でも理解して頂ける内容を心がけて続けてまいりましたので、今後も役立つ記事を分かりやすく残して行きたいと思いますので、よろしくお願いします。

今回はDMXのアドレス設定について説明して行きたいと思います。
DMXは多くの信号を一辺に制御できる反面、各器材の設定をきちんとしないと、さまざまな問題が起きてしまいます。あるフェーダーを上げたら関係の無い灯体もついてしまったり、ムービングが思ってもいない動きを始めたり・・・・。
そういったことが起きないように、各器材のアドレスを設定することが必要になります。また、DMXケーブルの結び方にも幾つか方法があるので、現場に適した方法を採用しましょう。


アドレス設定 
まず重要なのは、その器材がDMXのチャンネルをいくつ持っているかを把握する事です。先ほど述べたように、ストロボなら2ch、LEDなら8ch、といったことですね。(ここで述べているのはあくまで目安で、実際のチャンネル数はモデルによって違いますから注意して下さい。)
チャンネル数を把握したら、アドレス設定を設定します。例えば16chを持っているムービングが4台あった場合、1号機の先頭アドレスを001にしたら、2号機の先頭アドレスは017に、3号機のアドレスは033に、4号機のアドレスを049にすれば、4台のムービングを別個にコントロール可能です。
Blog-DKX-1

 1〜4号機の先頭のアドレスをすべて001にすれば、その4台は全く同じ動きをすることになります。時と場合によっては、こういう効果も面白いものです。
Blog-DMX-2
 
 要は、

動きを変えたければアドレスを変えて、
動きを同じにしたければアドレスを同じにする


という事す。

アドレス設定には幾つかのタイプがあり、現在の支流は もっぱらLED表示の物が多いですが、2進法で設定するディップスイッチやロータリー方式でアドレスを設定する物もございます。

Blog-DMX-3

2進法によるディップ式タイプのアドレス設定は過去ブログでくわしく解説しておりますので
そちらを参照下さい。

http://maskdb.ldblog.jp/archives/733112.html

以上、今回はDMXアドレス設定のご説明でした。
DMXアドレスの設定は、慌ただしい仕込みの最中でも正確に行わないと、灯体は 思い通りに動作してくれませんので、アドレスの設定の基本的な仕組みはしっかり覚えておきましょう。

それでは次回もお楽しみに!! 

maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座は藤井直氏 著 「ステージ舞台照明入門」を元に連載しております。本書では更に詳しく、分かりやすい写真付きで舞台照明の仕事内容から機材、その歴史まで記してあります。 当ブログではお伝えしきれなかった内容盛りだくさんなので、maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座に興味をお持ち頂いた方は是非!!「ステージ舞台照明入門」を手に取ってみてください!!

 
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