こんにちは【maskdB.com】山口です。
先日より始動した連載企画 「舞台照明の仕事とは?照明の基礎知識」
おかげさまで沢山のアクセスを頂き、まことにありがとうございます。

2回目の今回からはいよいよ、実際の現場で使われている照明機材とその仕組み、利用用途等を紹介していく「機材編」です。

もちろん今回も参考とさせて頂いているのは藤井直氏 著書「ステージ舞台照明入門」です。

 灯体(スポット)

レンズスポット
レンズスポットは、レンズ+電球+反射板(リフレクター)で構成されている灯体で、ランプを前後に動かす事でフォーカスが大きくなったり小さくなったりします。

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 レンズ自体は大きく分けて2種類。

凸レンズとフレネルレンズがあり、その明かりの違いから

凸レンズはサス。フレネルレンズは地明かり、
というような使い分けもあります。


レンズスポットは、基本的な灯体の1つで、劇場に常備されている事が多く、明かり作りの基本ツールなので動作の仕組みやレンズの特長をしっかりと理解しておくことが重要です。


凸レンズ(記号 : ○)
凸レンズは英語でConvex Lensと呼ばれており、日本でもその頭文字をとり、記号で"C"で表現される事が多いです。

その特長は
●フレネルに比べシャープなフィールド 
●標準的なレンズのサイズは4・6・8・10インチ
※舞台照明では500Wや1,000Wの物が多く、大きな劇場では1,500W-2,000Wの物が用意されている事もある。
●8インチ凸レンズをC8(しいはち) 6インチのものをC6(しいろく)などと略して呼ばれる事もある。
凸レンズが使われている所としては、サスのトップ、ブッチ、フロント、シーリング、SS、TOWなどがあります。


フレネルレンズ(記号 : ◎)
フランスの物理学者フレネル先生が開発したレンズでもともとは灯台で使用されていた物です。先生の頭文字を取り、略号はF。ぼやっとしたフィールドが特長で地明かりに適しています。(別名ソーラー)

●レンズのサイズは4・6・8・10インチが一般的
●舞台では主に6インチや8インチの物が広く使われる。
●映画の照明等では10kWや20kW の灯台クラスの物が使われ事もある。
※舞台照明の世界では、500-1,500Wが一般的。
フレネルレンズが使われるところは、サスの地明かり、バック、フロント、バックフット、コロガシ、サイドフットなど。


電球(ランプ)
レンズスポットの中に入っている電球(ランプ/LAMP)はかつては白熱球でした。ただし家庭用とは違い、表面はクリア(透明)になっていました。家庭では光を和らげるために曇らせてあるのですが、舞台では光源をきちんと出すためにクリアになっていたわけです。

現在では白熱球に代わりハロゲン球が主流です。
では、白熱球とハロゲン球の違いはどこにあるのでしょうか?


その大きな違いは色温度にあります。

白熱球がオレンジがかっているのに対し、ハロゲン球は白に近いです。

色温度で言えば、白熱球が2,600Kなのに対してハロゲン球が3,400Kといった具合です。(色温度は高いほど青白くなります。)

LED照明では白熱球の色をアンバー色と呼び、白熱球の色味を出したいとき等はアンバー色を使います。


以上、今回はレンズズポット、レンズ、ランプについてご紹介致しました!!

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FREZNOZE2222


ALFS400

 
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http://maskdb.com/?mode=cate&cbid=1075434&csid=0


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