皆さんこんにちは【maskdB.com】山口です。
いつもは新製品のご案内やセールの告知を行っている当ブログですが、今回は趣向を変えて、舞台照明の基本的な考えと各機器の役割を藤井直氏の著書「ステージ舞台照明 入門」を参考にご紹介していく、不定期連載企画!!

題して、maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座

第一回目となる今回は

「舞台照明の仕事とは?照明の基礎知識」

と題してお話を進めたいと思います。
 
まず、参考書籍 「ステージ舞台照明 入門」にも書いてありますように照明の基本は太陽にあります。
紫・藍・青・緑・黄・橙・赤という7つの色から太陽は成り立っており、この7つの色が合わさっていつも生活している白い光になるわけですね。夕方や曇った日等で空の色が変わるのはみなさんご存知だと思いますが、この色の変化は7つの色のバランスの変化により起きているのです。


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照明の基本は太陽にあり。というのは上記の7色を上手く使って様々な効果を生み出して行く事を意味しているんですね。
夕方のシーンであればオレンジ色を中心にしたフィルターを使い舞台上を照らして擬似的に夕方を作る。こういった事が舞台照明の基本的な仕事となるのです。


続いては基本照明の3種類

舞台照明では"いかに影を作るのか"ということも大事になってきます。
例えばオブジェに照明を当てる場合、単に真っ正面から照明を当てると影が無くなり非常に平面的に見えてしまい、嘘っぽく見えてしまいます。
それではどうやって影を出すのか? というと、”地明かり”と呼ばれるベースの明かりで出します。
この地明かりとは、真上から当てられ、色はダークブルーというのが多いです。また、後ろからの明かり(バック)でオブジェの輪郭を出し、これにより舞台奥との距離感を出す事も可能です。
ベースの影があって、バックからの明かりで距離感を出す。これだけでかなり立体感が出てくるのです。
さらに"ブッチ"と呼ばれる横からの光を当てればオブジェの幅(奥行き)も表現することが出来るようになるのです。

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地明かり、バック、ブッチの3方向が奇麗に出ていればオブジェは浮き上がって見えるはずです。
そしてこの3方向が舞台照明の基本となってきます。
地明かりは前述のようにダークブルーが一般的ですが、舞台の奥ほど濃い色で、前面に行くに従い薄い色にすると奇麗な明かりを作れるという原則があります。

この基本3種類に加え、舞台前面をうっすらとフォローする"前明かり"というものもあります。
大まかに行って、舞台の照明はこの4種類で成り立っていると考えて良いでしょう。

以上 、「舞台照明の仕事とは?照明の基礎知識」でした。

内容に興味を持たれた方や、更に詳しく知りたい方は、 藤井直氏の著書「ステージ舞台照明 入門」をご覧頂ければ、さらに詳しく、より専門的な知識を得られることが出来ます!!

 
86719560
著者 藤井 直
定価 2,052 円(本体1,900円+税)
仕様 
A5判/222ページ


次回は照明機材と用途についてご紹介して行きたいと思います!!
次回も「maskdB.com ステージ舞台照明 基礎講座」をお楽しみに!!


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