大好評をいただいております連載企画、Moncha.NETマスター塾。
前回までの内容で機器のセットアップからレーザー照射など基本的な使い方を説明してきました。
第4回目となる今回は、アウトプットセッティング、カラーバランスの設定方法を説明いたします!!
アウトプットセッティンング
アウトプット設定を変更するには、上の写真のマルで囲んだボタンをクリックしてください。
または、メニューバー【Settings】から【Output settings】を選択すると、以下のアウトプットウィンドウが表示されます。
Moncha ソフトウェアのバージョン 4.0 以降、より多くのデバイスを制御することがで きるようになりました。Moncha.NET デバイスはマトリクス状にグループ化されます。 マトリクス内に任意のアウトプットデバイスを定義します。 このアウトプット設定ウインドウでは、マトリクスデバイスの出力設定を個別に変更す ることができます。以下の 2 つのセクションで構成されています。
NOTE: スキャンレートに関して
カラーバランス
7 つの基本色のカラーバランスを設定することができます。 表示されているカラーキューブから、ホワイト / レッド / グ リーン / ブルー / シアン / マゼンタ / イエローのどれかを選 択します。その後、Moncha デバイスの 4 つのカラーアウト プットチャンネルの調整を行います。
例1) ホワイトバランス
典型的な例はホワイトのカラーバランスです。多くの場合 RGB レーザーのホワイトには、やや
グリーン掛かっています。グリーンのバランスを低下させて、よりホワイトに近づけます。
例2)カラーのスイッチング(入れ替え)
レーザープロジェクターの仕様や間違った配線のために、グリーンを出力しているはずがブルー
が出ていたりするケースがあります。内部の配線を変更するのも可能ですが、カラーバランス
設定で簡単に入れ替えることができます。
以下のプリセットも用意されています
RGB projector : デフォルトの RGB カラーバランス
Single color laser projector : シングルカラーレーザー用設定
NOTE: Single color laser projector
シングルカラーのレーザープロジェクターを使用している場合に使用してください。設定のな
い場合、アニメーションでの他のカラーは描画されません。
カラーフェード
レーザープロジェクターの個体差により、同じモデルのグ リーンをフェードさせても調光のバランスが異なることが頻 繁に起こります。カラーフェードの設定を個別に行うことで、 この問題を解決できる可能性があります。
今回紹介した内容は、レーザーショーを行う上では重要な設定方法です。
文字で読むと解りにくい印象もありますが、実際にレーザーを照射しながら設定を行えばすぐに理解していただける内容です。Moncha.netに慣れるまでは現場での備忘録として控えておいても損はないと思います。
次回はレーザーショーを安全に行うには欠かせない、ブライトネスマッピングの機能などをご紹介いたします!!
それでは次回もお楽しみに!!
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